春の訪れを告げる花、ミモザのリースつくり講習会

フレッシュな香りと色鮮やかな花に包まれた春色の時間。春を告げる花として人気のミモザでリースをつくる講習会を開催しました。ゆいツアーデスクの講習会でおなじみの辰巳先生に教わりながらオリジナルのリースが出来上がっていく様子をお伝えします。

見頃をむかえたミモザをつかって

実は開催日の前週まで、ミモザは品薄で値段も高く、開花具合もいまひとつだったそうです。講習会用のミモザを仕入れるタイミングで、咲き具合が良いミモザが手に入った時は本当に嬉しかったと、辰巳先生からお話がありました。黄色がまぶしいミモザの花を見て歓声をあげる参加者の皆さま。いよいよ、リースつくりに取り掛かります。

リースの完成形をイメージしてから、つくる

昨年(2018年)の同じ時期にも、ミモザのリースつくりの講習会を開催しました。中には、昨年参加してくださった参加者様もおられるので、今回は昨年とは異なる方法で教わります。

まずは、どこにどんなリースを飾るのかをイメージをしてから、デザインを考えます。ぐるっとリースにするのもよし、リースの3/4ほどにお花をほどこし、残りの1/4は土台を見せて三日月型に仕上げる「クレセント」も最近は人気だそう。

ミモザには、つぼみの状態のものと、ふわふわに咲いているものが混ざっています。枝からカットしているため、つぼみの状態から咲くことはないという条件も考慮しながらデザインを考えます。ふわふわの花とつぼみを混ぜて使うとバランス良く仕上がり、つぼみを多く入れてグリーンを表に出すとナチュラルなイメージに、ふわふわの花をメインにすると黄色い花畑のようなリースになります。

透明感のある飾りで、春らしく

デザインが決まったら、ミモザの枝を10cmほどに切って、リースの土台に挿していきます。挿した場所を隠すように同じ方向に挿していき、長すぎると花の先の方が垂れてしまうので10cmくらいに切る事がポイント。クレセント(三日月)型に仕上げる場合は、挿し終わりだけ反対方向に挿すと、きれいな三日月が仕上がるそうです。

土台にミモザを挿すところがなくなったら、ワイヤーで留めていきます。つぼみと花のバランスを見ながら、素敵なリースが次々に完成。リースを飾るアイテムとして、チュールと呼ばれるリボンを使い、カラーは3色から選びます。チュールをリースにかけるだけで透明感のある女性らしい雰囲気に仕上がり、リボンの形に結んでからつけると、より愛らしい印象に。チュール越しに見る小さな黄色い花々は、ミモザの可愛らしさを引き立たせます。

長持ちさせるための小ワザ

ミモザの花は短期間でドライになってきます。触れるとポロポロ落ちてしまうので、頻繁に開け閉めするドアよりも、壁などに飾る方が長持ちします。さらに、飾る前にハードタイプのヘアスプレーを吹きかけておくと、くずれにくくなるのだそう。日光に直接当てず、風通しの良い場所で保管すれば長く楽しめるそうです。

出来上がったリースを参加者同士で見せ合いながら、充実感に満ちた表情の皆様。春を待ち遠しく思うこの季節、ミモザのリースが皆様の日常に暖かな春を運んでくれますように。

ゆいツアーデスクでは、月に1回さまざまな講習会を開催しております。次回3月は「手織りでつくる小物入れ」です。どうぞお楽しみに。

辰巳 裕子

1998年、花の装飾を学ぶため渡英。「JANE PACKER FLOWER SHCOOL」でウェディング修了書を取得し、帰国後にフラワーメゾン「BEAUX COEURS」を設立。2004年に渡仏し、フラワーブティック「VARDA」で研修を受け、ベルサイユ宮殿やホテルリッツの全館装飾、ブライダル会場装花などを経験。日本では芦屋を拠点にブライダル装花を中心に活動しながら、海外アーティストの招待イベントやパリの花研修ツアーなどを企画している。

真結の旅

私達がつくる“いまだかつてないバス旅”、 それが「真結(ゆい)」であり、風呂敷の結び方である“真結び(まむすび)”から由来したものです。 “本物”の旅を身体と心で感じていただき、そしてその感動をお客様が共有(結びつき)していただける“こだわり”のツアーブランドです。 観光地やお食事、そしてお宿と、“こだわり”だからこその工夫や心づくしを凝らしますが、決して“本物”=“高級”ではなく、質素な中にも“本物”を追求した旅程を、経験豊かなプランナーがご提案いたします。