きらめけ!自由な輝き
とんぼ玉講習会

春ははじまりの季節。制服姿や、フレッシュなスーツ姿を見かけると、懐かしさと共に応援したくなります。
この度、ゆいツアーデスク・コンシェルジュの仲間入りをさせていただきました、高橋(旧姓:森)麻香です。以前、真結のアテンダントを務めておりました。これからは、講習会や真結の旅に関するお手伝いをさせていただきます。まだまだ不慣れではありますが、これからどうぞ、よろしくお願いいたします。
今回は、兵庫県篠山市「きなりがらす」の加地拓哉先生に教わって、2個のトンボ玉をつくりました。その様子をお伝えします。

カラフルなストロー!?


みなさんはこれが何に見えますか?なんとこれは、ガラス棒なんです。これがとんぼ玉のベースとなります。赤、黄、青、紫、緑と何色もある中、受講者のみなさんは意外と早く決められました。

ガスバーナーで溶かす

まずはベースとなるガラス棒をガスバーナーを使って溶かしていきます。

「え?ガラス棒熱くならないの?」と思われますが熱くならないのです。ですが火が大きく燃え上がるので慣れるのに時間がかかります。ガラス棒の先端を下げ、オレンジ色の火が出てきたら温まってきた証。ガラスが溶け始め、丸くなります。
ガラス棒は常にひっくり返しながら動かさないと、先端が落ちてしまします。とは言っても常に火の中で燃やし続けると大きくなりすぎるので、時には火の外に出しながら。作りたいものは何か。ネックレス、イヤリング、ブレスレット・・・自分が作りたいものを思い浮かべ、ベースの大きさを考えます。イヤリングなら小さめに、ネックレスなら大きめに。考えながらもガラス棒を均等に、熱します。

どう見ても花火!?

ある程度いい大きさになったら、ガラス棒を持っていない方の手にステンレス棒を持ちます。これからが大変!二刀流いや、二棒流です。今度はステンレス棒にも火を当てていきます。

利き手でガラス棒を持ち、常に火で保温しないと割れてしまします。ステンレス棒がオレンジ色に変わり、温まったら、ガラス棒の先端に作ったガラスをステンレス棒に乗せていきます。この時、ガラス棒を回すのではなく、ステンレス棒を回すと上手に巻き付くそうです。ですが難しそうでした。

うまく丸くならない時はコテを使って形を整えます。

キンっ!と音がするとガラスが温まっていないので、火で温めて、転がしたり、優しくコテに置くような感じで形をつくります。これでベースが完成しました。

石川県は金沢の金箔をプラス

先生が用意したのは金沢の金箔。ベースとなるガラスに巻き付けます。巻き付けたらまた火で温めます。この金箔が、出来上がったとんぼ玉により強い印象を与えます。

細くなったストロー再登場

今度はこちらのもっと細いガラス棒を使って、模様をつくります。その行程は同じく、利き手に細いガラス棒をバーナーで温めて、反対の手には金箔を施したステンレス棒を。常にガラス棒は保温しなければなりません。ある程度溶けてきたら、点や線の模様をつくります。この時、ガラスが気泡のようになりますが、バーナーで温めるうちに火の中で丸くなります。
皆さん何色にしようかなと考えながら模様をつくります。この時点でベースとなるこの玉が柔らかすぎると次の行程でせっかく仕上げた模様がマーブルのように濁った感じになるのでしっかり温めます。

仕上げももちろんガラス棒

しっかり温めて、模様が完成したら最後の行程です。もちろんガラス棒を使ってコーティングしていきます。ここまでの作業で皆さん、腕がパンパンとおっしゃっていました。
利き手にガラス棒をもち反対の手にステンレス棒を持ち、ベースとなる玉にガラスを乗せていきます。ちょん、ちょん、ちょん、と隙間ないように。分厚く乗せすぎると、仕上がりが大きくなりすぎるため、調整しながら・・・

コテを使って形を整えます。先生に温かさ、柔らかさを確認してもらい、最後に除冷剤「ビーンズライト」という砂の中にいれます。急激に冷めるとガラスの割れる原因にもなるので保温力のあるビーンズライトで15~20分置いておきます。

最後に出来上がったガラス玉を一つ一つ丁寧にイヤリングやネックレスに作り上げます。

みなさん出来上がったら実際に身に着けてくださりました。ぜひ真結の旅や次回の講習会の際にも付けてきてくださいね。

兵庫の魅力発見周遊ツアー春号にて、今回とはまた違ったとんぼ玉作り体験を含めた真結の旅「丹波立杭焼 俊彦窯と世界に一つのとんぼ玉つくり」を販売しております。まだまだ十分お席に余裕がございますので、少しでも気になりましたら、お問い合わせください。
ゆいツアーデスクでは2021年5月27日香る鳥かご、6月15日デコパージュ、7月8日いちごとココナッツのムースづくり、8月24日カードケースづくりの講習会も受付中です。(一部、満席あり)気になる講習会があれば、ゆいツアーデスクにお問い合わせください。

きなりがらす・加地拓哉

きなりがらすは、沖縄県沖縄工芸村の経営(沖縄ガラス)を経て平成9年、大阪府京橋において吉村商会を創業し、とんぼ玉(ガラス工芸)を販売開始したのが起こり。その後、2000年12月兵庫県丹波篠山市に本社が創立。現在では、製造をはじめ直営4店舗、卸、インターネットなどで販売。また、とんぼ玉を自作できる「とんぼ玉教室」を開講。

リンク:https://kinariglass.com/company

真結の旅

私達がつくる“いまだかつてないバス旅”、 それが「真結(ゆい)」であり、風呂敷の結び方である“真結び(まむすび)”から由来したものです。 “本物”の旅を身体と心で感じていただき、そしてその感動をお客様が共有(結びつき)していただける“こだわり”のツアーブランドです。 観光地やお食事、そしてお宿と、“こだわり”だからこその工夫や心づくしを凝らしますが、決して“本物”=“高級”ではなく、質素な中にも“本物”を追求した旅程を、経験豊かなプランナーがご提案いたします。